アカシャクケイは、暗褐色と緑色を帯びた体に赤い喉の斑がある鳥です。コロンビアのカウカ渓谷とマグダレナ渓谷に残る湿潤熱帯林で見られます。
体は暗褐色から緑がかった色合いで、喉に赤い部分があります。
アカシャクケイは、コロンビアのアンデスに固有の鳥です。果実を中心に食べ、葉や花、虫も利用します。オトゥン・キンバヤの保護区では、鳥を直接観察する方法と、ふんの中に残る種子を調べる方法を組み合わせて、一年を通した食事が記録されました。季節で変わる森の実りと、鳥の食卓の研究です。
2002年十月から翌年九月の調査で、食べた果実は八十九種の植物に及びました。多くの時期には果実が食事の中心でしたが、実りが少ない九〜十二月には、植林されたトネリコの仲間の林に鳥が集まりました。そこで大量に食べていたのは、果実ではなく若葉でした。森の中で手に入る食べ物が変わると、別の資源も使っていたのです。
この林には、中国原産の木であるシナトネリコが、研究当時から四十年以上前に植えられていました。土を安定させ、森林を回復させるための植林地で、その下には土地本来の植物も育っていました。長く残った植林地の若葉が、周囲の森で果実が減る時期に、この鳥の食事を支える一つの資源になっていました。
IUCNレッドリスト(BirdLife掲載) · 危急(VU) · 世界
BirdLifeの世界評価は危急です。コロンビアのアンデスでは、生息する森林の分断が課題になっています。食べ物が季節によって変わるため、果実のなる木々に加え、異なる時期に餌を得られる森林の環境を把握することが保全に関わります。