ジュケイは、オスの喉に青や赤のふくらませる飾りがあり、メスとは模様が大きく違うキジの仲間です。中国南東部の山地の森林にすみ、植物を食べます。
オスは赤茶色の背に淡い斑点があり、喉や頭に青と赤のふくらませる飾りがあります。メスはオスより小さく、茶色を基調に白い細かな模様があります。
ジュケイは、木の枝の分かれ目や、ほかの動物が残した巣などを足場にして、木の上で繁殖します。枝葉がたまった場所も巣の土台になります。中国南東部の森に暮らすこの鳥は、自然の土台に加えて、人が木に取り付けた竹のかごも、卵を産む場所として使います。
浙江省の烏岩嶺自然保護区では、二〇〇二年に直径三十センチ、高さ十五センチの竹のかごが二百個取り付けられました。かごは針葉樹林、広葉樹林、それらが混じる森に分けて設置されています。その年、ジュケイは十六個を利用しました。翌年もかごの修理や追加が行われ、十二個で利用が確認されました。
使われたかごは、針葉樹と広葉樹が混じる森や、斜面の上の方に多くありました。かごを置くだけでなく、周りがどんな森か、斜面のどこにあるかも、巣の場所選びと結びついていたのです。枝の上にある小さな足場と、それを囲む森の両方が、繁殖場所を考える手がかりになります。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
この研究は、ジュケイの繁殖場所を守るため、巣の土台となる枝や古い巣を備えた森の重要性を示しています。人工のかごは、巣場所を補う方法として追加の試験が提案されました。かごの利用が確認された一方、繁殖数や個体数を増やす効果は今後確かめる課題として残されています。