中国の山地林にすむライチョウで、茶色の体と細かな腹の模様が特徴です。春には木の芽や花も食べます。
全身は茶色で腹に細かな模様があります。オスの喉は白く縁取られた黒色で、メスの喉は茶色です。
ミヤマエゾライチョウは、中国の高い山の森林に暮らす鳥です。甘粛省の蓮花山では、トウヒやモミ、ヤナギやカバノキの根元にメスが巣を作ります。周りには低い茂みが発達し、地面の巣で卵を温める暮らしを包んでいます。
2012年から2016年にかけて、十七の巣に赤外線カメラが向けられました。六つの巣で卵が食べられ、うち五つは相手も映りました。アジアアナグマが三つ、ブタバナアナグマとアオミミキジがそれぞれ一つの巣を襲っていました。キジは殻に穴を開けて、中身を食べていました。
一方、シマリスや小さなネズミが近づいた場面も記録されています。シマリスに対して、抱卵中のメスが羽を逆立てて立ち上がり、追い払ったのは五回でした。小さなネズミも、メスにつつかれそうになると跳びのきました。静かに卵を温めている母鳥も、近づく相手に応じて動いていました。巣の映像には、卵をめぐる森の動物たちの関わりが残されています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
2000年の分布研究は、伐採による森林の減少と分断を保全上の課題として挙げています。針葉樹は隠れる場所に、落葉樹や低木は食べ物の供給に関わります。鳥のすむ森林を残し、離れた生息地のつながりを把握することが提案されています。