ヒマラヤの高地の林で暮らすキジの仲間です。オスは赤い羽と青い肉垂が鮮やかで、標高に応じて季節移動します。
オスは赤い体に青い肉垂と角状の突起があり、メスは褐色で目立ちにくい色です。
ヒオドシジュケイは、山の森を歩いて季節のすみかを移ります。移動の途中には短い飛行や走る時間も挟み、斜面で休みながら、いくつもの山を越えることがあります。高い場所から低い場所へ下りる移動に加えて、別の山へ向かう道筋もあります。
ブータンのトゥルムシンラ国立公園で、2009〜11年に得られた二十四羽の移動記録では、十四羽が夏と冬で異なる場所に暮らし、十羽は同じ地域にとどまりました。移動した鳥のうち七羽は複数の山を越え、五羽は山の斜面に沿って下り、二羽は冬により高い場所へ上がっていました。
移動する鳥は、短い飛行や走る動きを挟みながら、主に歩いて距離を進めました。何日もかけて山を越える途中には、斜面で休む姿も記録されています。同じ種類の鳥でも、冬の過ごし方と、そこへ向かう道の選び方には個体ごとの違いがありました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
研究者は、標高ごとの森林を残すことに加えて、山から山へと歩いて移れる、まとまった森を保護する必要を挙げています。夏と冬で利用する森が変わり、移動する向きにも個体差があるため、さまざまな種類の森林や斜面をつなげて残すことが重要です。