北米に導入された集団では、オスは赤い顔と白い首輪、メスは茶色い羽が目立ちます。地面で種や虫を探します。
北米で「リングネック」と呼ばれる成鳥のオスは、赤い顔と銅色・金色の羽、白い首輪を持ちます。メスは茶色が中心です。
タイリクキジのひなは、ふ化して間もないころから、自分で動いて仲間と接することができます。成長するとオスとメスでは体の大きさや羽色が大きく違いますが、幼いころの仲間との過ごし方にも、違いが表れます。親から離して育てたひなたちを調べる研究が、その始まりを捉えました。
英国の研究者らは、餌と環境をそろえた飼育施設で、ひなの近くにいる鳥の性別を記録しました。生後一週のメスはメスのそばに多くいましたが、オスには同じ傾向が見られませんでした。六週までの間、オスは次第にオスと一緒にいる傾向を強めています。メスはこの期間を通じてメスのそばを選んでいました。
別の選択試験では、オスの群れとメスの群れを仕切りの向こうに置き、ひながどちら側で長く過ごすかを調べました。体の大きさにオスとメスの違いが表れる時期には、どちらの性も同性の群れのそばを好みました。大きくなる体とともに、仲間との距離の取り方も育っていくことがうかがえます。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
オーストリアの農場で二〇〇一〜二〇〇三年に行われた研究では、昆虫の多い育雛用の草地が設けられました。野生で繁殖する群れはその場所を選び、行動範囲に草地を含む群れでひなの生存率が高くなりました。農地に餌と隠れ場所を残すことが、この地域での繁殖を支える管理として役立ちます。