中国固有のキジで、常緑林や疎林に生息します。地上で落ち葉をかき分け、種子や果実、葉、無脊椎動物を食べます。
オスは金白色に縁取られた羽と赤い体、目を横切る黒帯のある白い頭、栗色の横縞が入る長い銀白色の尾を持ちます。メスはより淡くまだらで、頭はクリーム色と褐色です。
オナガキジは中国に暮らす鳥で、広い葉の木と針のような葉の木が混じる森林を使います。中国中部の董寨自然保護区では、春の芽や秋から冬のドングリなど、季節ごとの食べ物を森から得ています。暮らす場所の中心には、こうした木々の混じる森がありました。
2000年四月から2003年八月、研究者たちは発信機を付けた十七羽のオスを追いました。行動範囲は春に広く、冬には小さくなっていました。求愛の多い春は、オスが活動する時期でもあります。森を使う広さと、季節との結びつきが見えてきました。
続けて二年間追えた五羽では、次の年の記録の多くが、前年に使った範囲の内側にありました。季節で広さが変わっても、なじみの場所へ強く結びついていたのです。研究者たちは、よく使う森のまとまりを保つことや、活動が盛んな春を避けて大きな管理作業を行うことを提案しました。一羽の移動を追う記録が、森林の守り方にもつながりました。
IUCNレッドリスト(BirdLife掲載) · 危急(VU) · 世界
BirdLifeの世界評価は危急です。董寨の研究は、オスが同じ森を繰り返し使うことから、よく使う場所の森林が失われたり変わったりする影響を重視しています。季節ごとの行動を踏まえ、森のまとまりと、活動の盛んな春の環境を保つことが保全に関わります。