小さなシギで、英国では渡りの途中に見られます。秋の通過が多く、冬には多くがアフリカへ渡ります。
細くまっすぐな黒いくちばしと中くらいの長さの黒い脚があり、上面は褐色がかった灰色、下面は白色です。
ヨーロッパトウネンは北極圏で繁殖し、秋にはバルト海地域を通って北アフリカや地中海方面へ渡ります。スウェーデン南部のオッテビー鳥類観測所は、1946年から2020年に秋の渡りで捕獲した4,791羽を記録しました。この長期記録から、幼鳥と成鳥の数や通過時期の変化を比べられます。捕獲は6月から10月に行われました。
幼鳥の年間捕獲数は、1946~1999年には中央値31羽でしたが、2000~2020年は1.5羽でした。成鳥の通過は平均で年0.48日早まり、2020年には1946年より26日早くなっていました。再捕獲個体の計測では、オッテビー滞在中の体重増加速度は理論上の最大値に近く、渡りの途中で餌を得る環境は良好と推定されました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
オッテビーの調査では、幼鳥の年間捕獲数の中央値が1946~1999年の31羽から、2000~2020年には1.5羽へ下がりました。成鳥の渡りも平均で年0.48日早まりました。著者らはこの変化が近年の低い繁殖成果を示唆すると解釈し、再捕獲個体の体重増加から中継地での採餌条件は良好と推定しました。