コモンシャコは草木の陰で過ごすことが多い地上性の鳥です。朝夕に木の実や昆虫などを探します。
オスとメスでは羽模様に違いがあり、メスはオスよりも用心深く、見つかりにくい傾向があります。
コモンシャコは、低い茂みや草の根元に、地面の開いた巣をつくります。メスは地上の巣で卵を抱きます。草むらの低い位置は、卵を育てる場所であり、ヘビや小さな哺乳類などが行き来する場所でもあります。
海南島の大田と邦渓の保護区では、2021年と2023〜2025年に、二十二の自然の巣が調べられました。卵は一巣当たり平均約四個で、ひながかえったのは六巣でした。十六巣にはカメラが置かれ、自然の巣の卵をヘビやネズミ、コジャコウネコが食べる場面が写りました。
食べられた卵のある巣には、殻が残るものも、目立つ痕跡がないものもありました。自然の巣とは別に置かれた人工の巣では、オオバンケンやイノシシも卵を食べました。地面に置かれた卵の周りには、鳥、哺乳類、爬虫類が集まります。草むらの子育ては、同じ場所を使うさまざまな動物の暮らしともつながっています。
IUCNレッドリスト(BirdLife掲載) · 低懸念(LC) · 世界
BirdLife掲載のIUCN区分では、コモンシャコは世界全体で低懸念です。海南島の研究では、著者らが繁殖場所となる低い茂みの回復と、生息地管理の改善を提案しています。卵が置かれる地上の植生を残すことが、地域の保全の焦点になります。