胸の黒いえり模様と白い線が目立つキジの仲間です。中国南東部の山林や竹やぶにすみ、種子や果実、小さな動物を食べます。
胸の栗色部分の上に黒いえり模様と白い線があり、腹は暗い灰色から白っぽい色へ変わります。背は赤茶色で黒い斑点があります。
フッケンミヤマテッケイは、中国南東部の森林に暮らす鳥です。昼は草や低い木が密に茂る地面で過ごし、夜には仲間と木の上で休みます。額が白い鳥に加え、広西の一部には額が栗色の鳥が暮らしています。同じ種の中に、地域によって異なる顔の彩りがあります。
2016年の研究では、広西の九万山にすむ七羽と、江西の武夷山にすむ三羽から、血液や羽を採って遺伝情報を比較しました。調べたのはミトコンドリアの三つの部分と、細胞の核にある四つの部分です。これらを合わせた比較では、二つの地域の鳥がそれぞれのまとまりをつくりました。
一方、核の情報だけで比べると、二つのまとまりは明確には分かれず、共通する型もありました。研究者は、額の色と遺伝情報の違いを合わせ、広西の鳥を亜種として扱うことを支持しています。見た目の小さな違いを入り口に、山ごとに暮らす鳥のつながりが調べられました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
BirdLife Internationalの2024年世界評価は準絶滅危惧とし、数の動向を減少としています。主な脅威は森林の減少と分断です。道路や採掘のための開発も森を分ける要因となります。保護区で鳥の生息状況を調べ、枝葉が上空を覆う森林を守る管理を進めること、必要に応じて保護区を増やすことが提案されています。