オスは春の求愛で尾を扇状に広げ、胸の袋をふくらませて見せます。分布はコロラド西部とユタ州東部に限られます。
繁殖期のオスは胸の袋をふくらませ、尾羽を扇のように広げて誇示します。
ガニソンキジオライチョウのオスは、春に集まってメスへ求愛し、尾を立てて大きく広げます。正面から見ると、尾は体の周りに円を描くように開きます。羽の広がりは、尾を持ち上げたり、左右に開いたりする筋肉によって支えられています。
2025年にオンライン公開された研究では、前年にコロラド州のガニソン盆地で見つかった一羽のオスの体が調べられました。比較されたのは、ウミアイサ、オオアオサギ、アカオノスリ、ヨーロッパウズラです。ガニソンキジオライチョウでは、尾を上げる筋肉の重さが、尾を下げる筋肉のおよそ二倍ありました。
尾を上げる筋肉は、骨盤に接する部分が横に広くなっていました。尾を開く動きに関わる筋肉にも、広い付着面が見られました。著者たちは、こうした形や大きさが、長い時間、尾を立てて広げる求愛行動に関係すると考えています。目立つ羽の扇の下には、その姿勢を作る筋肉の特徴も見いだされています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
米国魚類野生生物局の2019年の見直しでは、セージブラシの生息地が住宅や農地、道路などで失われ、分断されることが課題とされました。小さく離れた集団の存続も懸念されています。地域の保全では、繁殖や採食に使うセージブラシの広がりを保ち、生息地のつながりを維持することが重要です。