赤い喉と目の周りが特徴のヤマウズラの仲間で、ヒマラヤからインドシナにかけての常緑林にすみます。
眉の上には黒い細かな斑点のある灰色の線が走り、目の周りと喉、脚は赤色です。腹は灰色で、脇には白と赤褐色の斑があります。
ノドアカミヤマテッケイは、成鳥と若鳥が一緒に過ごすことがあります。ラオス北部の森では、大きく育った鳥のそばに、まだ体の小さい若鳥もいます。
二〇一八年五月二十五日、ナムハ国立保護区の自動撮影カメラは、昼ごろに二羽を記録しました。一羽は成鳥、もう一羽は成鳥の約四分の三まで育った若鳥です。標高五百四十五メートル、最も近い村から約二・五キロ離れた場所で、二羽は三十分にわたって撮影記録に残りました。
二〇二一年の原著は、若鳥をおよそ六週齢と見積もり、卵からかえった時期を四月中旬と考えました。育った若鳥の姿からも、繁殖の時期を知る手がかりが得られます。この森のカメラに残った、成鳥と若鳥の短い出会いから、少し前の春の子育ての時期まで推し量っています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
ナムハ保護区の調査をまとめた二〇二一年の原著は、調査地での狩猟や、森林からゴム農園への転換を保全上の問題として挙げています。著者は、この種を含む鳥たちのすみかを守り、わなを取り除き、巡回や継続調査を行うことを提案しました。全面的に保護する区域では狩猟を防ぎ、地域の人々と捕獲や販売を減らす取り組みを進めることも課題です。