北米の北極圏・亜北極圏で繁殖し、南へ渡って南米で冬を過ごします。淡水の湿地で泥の中の餌を探します。
脚は長く黄緑色で、くちばしも長く先端が少し下を向きます。繁殖羽では頭頂と耳の部分が赤茶色になり、体に茶色と白のしま模様が出ます。
カナダ北極圏では、1994〜2018年に2,336区画で繁殖するシギ類が調べられました。アシナガシギは、少なくとも30区画で見つかり、モデルを作る対象になった17種の一つです。調査員は区画を歩いて鳥を数え、気温や降水量に加えて、植生、雪どけ、地面の特徴なども記録しました。
調査区画の54%ではシギ類が見つからず、鳥のいない場所も生息状況の推定に使われました。区画はふつう12〜16ヘクタールで、2人が約90分かけて調べました。広い地域に散らばる観察記録から、繁殖地の環境と鳥の分布の関係がモデル化されました。
北極圏の17種のモデルでは、土地の種類などを加えると、気候だけより鳥のいる場所をよく説明できました。気候にほかの環境情報を加えた場合、追加した情報は、場所のちがいを説明する力の平均57%を占めました。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
アシナガシギなど北極圏のシギ類のすむ場所を予測する時は、気候だけでなく、土地の種類や人の開発も考える必要があります。気候だけで作った予測は、保護すべき場所の広さや位置を誤るおそれがあります。