メキシコヒメシャクケイはメキシコ太平洋側の森林や低木地にすみ、果実、花、葉、種子などを食べます。オスとメスの羽色は似ています。
オスとメスは似た灰褐色で、頭と首の上部はより暗く、胸の下部と腹は白っぽくなります。尾の付け根の上側は赤褐色で、首と尾は長く、くちばしは淡い灰色です。
メキシコヒメシャクケイは、果実を食べる比較的大きな鳥です。メキシコ南部のゲレロ州では、乾いた季節の森林で、大きめの果実を利用する鳥の一つとして記録されました。木々は鳥に食べ物を与え、鳥は果実を食べることで、種子が移動する機会を作ります。
2021年の研究は、農地などとして使われたあとに回復する森林を、育ち始め、中間、成熟した段階に分けて比べました。調べられたのは、実を食べる二十三種の鳥と十四種の樹木です。メキシコヒメシャクケイが採食する姿は、中間と成熟した森林で確認されました。木の高さや葉の重なりが増した森が、この鳥の食卓になっていました。
研究全体では、体の大きな鳥ほど大きな果実を利用する関係も見られました。この鳥を含む大きな果実食の鳥は、森林の回復を考えるうえで重要な存在です。どんな木が実を付け、その実をどんな鳥が食べるかという組み合わせが、森の育ち方と結びつきます。鳥と果実を一緒に調べることで、回復する森林のつながりが見えてきます。
IUCNレッドリスト(BirdLife掲載) · 低懸念(LC) · 世界
BirdLifeの世界評価は低懸念です。ゲレロ州の乾季の調査では、中間から成熟した段階の森林で採食が確認されました。果実を付ける木と、鳥が使う複雑な森林の構造を残すことが、生息環境と種子の移動を支えるうえで役立ちます。