北部アマゾンに分布する大型のホウカンチョウ類です。黒い体に青い光沢があり、ブラジル北部の白砂林で二つの巣が記録されています。
全体は黒く、上面には青い光沢があります。腹の後ろ側と尾の先は赤褐色で、くちばしは赤く先端が淡色です。
コチャバラホウカンチョウの幼い姿は、成長とともに大きく変わります。ブラジル北部のイサナ川沿いでは、白い砂の上に育つ森林で巣が見つかり、一羽のひなが育つ様子も記録されました。アマゾンの森の中でも、ヤシが育つ低く開けた森林が、この観察の舞台でした。
2004年八月三十日に見つかった二つの巣は、地上約四メートルにあり、細い枝や根、つる、葉でできていました。一方には白い卵が二個ありました。そのうち一個から九月四日にひながかえり、地域の人々の飼育下で育ちました。翌日の姿は、薄茶色の綿羽に黒いしま模様があり、足は赤色でした。
十二月一日に同じ鳥を観察すると、体の多くが黒い羽に変わり、腹は栗色の羽で覆われていました。頭には小さな冠羽ができ、目の周りにはまだ羽がそろっていませんでした。二度の観察は、しま模様のひなから、黒と栗色をまとった若鳥へ変わる様子を伝えています。巣の記録とともに、繁殖の研究を支える一例になりました。
IUCNレッドリスト(BirdLife掲載) · 低懸念(LC) · 世界
BirdLifeの世界評価は低懸念です。ガイアナ南部の現地調査では、2013年十一月の夜明け前の録音が生息の証拠になりました。報告者は、その地域での少なさと狩猟による減少の可能性を指摘しています。地域ごとの記録と森林の維持が保全に関わります。