ソマリアシャコは、ジブチの高地に残る森で暮らすシャコの仲間です。腹の羽には淡い筋模様があり、オスの脚には2本の蹴爪があります。
腹の羽には、中央が細くなり先端でしずく形に広がる淡色の筋があります。オスの脚には2本の蹴爪があり、メスにはありません。
ソマリアシャコは、ジブチの山の森林に暮らす鳥です。デイ森林では、低い草木の間をすばやく走る姿が見られます。大きな声で鳴き、植物を食べ、必要な時には飛んで谷を越えることもあります。
2020年の論文には、2016年二月十七日から二十日にデイ森林で見たソマリアシャコのようすが記されています。十八日の朝は、地元の人の案内で斜面を上りました。七時四十分に最初の声が聞こえ、八時を少し過ぎると、一羽の姿をはっきり見ることができました。
九時には、密に生えたギシギシ属の植物の中から、食事中の一羽が現れました。数分後、その鳥は谷を横切って飛び、崖の縁の下へ入りました。地面を走る姿だけでなく、植物の茂みで食べることや、谷を越える移動までが、一つの朝の中で見られたのです。山の起伏と低い草木がある場所での、鳥の具体的な暮らしが描かれています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
2016年のデイ森林の現地調査では、鳥が見つかった場所の近くでも、牛やラクダの放牧の跡が多く見られました。著者らは、家畜が入りにくい谷や岩の隙間が野生動物の逃げ場になり得ると考えています。ソマリアシャコの保全には、森林と低い植生、放牧が及ぶ場所を合わせて把握することが役立ちます。