ムネアカミヤマテッケイは、東ヒマラヤの森林にすむヤマウズラの仲間です。胸の栗色の帯と灰色の腹が、識別の手がかりになります。
胸には栗色の帯があり、腹は灰色です。白いのどと、胸の上部を占める栗色も識別点として挙げられています。
ムネアカミヤマテッケイは、ブータンの冬の森で、一羽または二羽で採食したり休んだりする姿が見られます。広葉樹と竹のある場所のほか、竹の茂みや広葉樹の林でも餌を探します。シャクナゲと竹がある高い場所では、休息する姿も確かめられています。
2015年一〜三月、ブータンのトゥルムシンラ国立公園で、森林の調査地点を歩き、姿や声と周りの植物を記録する研究が行われました。掲載された十五件の目撃記録には、採食中の鳥と休息中の鳥が区別されています。標高千五百メートルでは採食の記録がいくつもあり、二千四百メートルの二件はどちらも休息中でした。
調査では、鳥のいた場所と低い茂みの広がりとの間に関係が見つかりました。研究者は、林の下の竹や低木が、この鳥の餌探しと身を隠す暮らしを支えると考えました。木の上の枝葉に加え、地面に近い植物も、冬のすみかを形づくっています。
絶滅のおそれの評価は、まだ掲載していません。
2015年の現地調査では、森林内の調査地点で牛の放牧や伐採が記録されました。報告は、広葉樹林と林の下の竹を保全し、繁殖期も含めて長く生息状況を調べることを提案しています。