スナシャコは、岩の多い斜面や谷を歩き、地面の種子や実、虫を食べるシャコです。オスの顔には白い模様があり、メスや若鳥は砂色です。
オスは額と目の後ろに白い部分があり、脇には濃い縞が目立ちます。メスや若鳥は砂色で、より目立たない色合いです。
スナシャコは、ネゲブ砂漠などの乾いた土地に暮らす鳥です。サウジアラビア中部では、岩のある涸れ川の底や、水が流れた時にできた岸辺をよく使う姿が記録されました。早朝の活動は日の出と強く結びつき、暑い土地の中で、時間と場所を選ぶ暮らしをしています。
1985年の研究では、ネゲブ砂漠のスナシャコとイワシャコを比べ、暑さと水の不足に対する体の働きを調べました。周囲の温度を二十八・五度から四十四・五度まで変える実験で、スナシャコは、体の内部より脳の温度を低く保つことができました。周りの空気が体の内部より暑い時にも、この温度差が見られました。
水が不足すると、呼吸のしかたや、口を開けて熱を逃がし始める温度も変わりました。著者たちは、こうした調整が、とても乾いた土地でスナシャコが暮らすことに役立つ可能性を示しています。岩や砂に囲まれた生活の内側には、暑さに合わせて働く体の仕組みがあります。
IUCNレッドリスト(BirdLife掲載) · 低懸念(LC) · 世界
BirdLifeの世界評価は低懸念です。サウジアラビアの2009年の報告は、保護区の一つの涸れ川で、人のレクリエーション利用が採食に影響する可能性を挙げています。地域の保全では、岩のある川底や岸辺などの利用場所と、そこでの人の活動を把握することが役立ちます。